ESD:針状メスでのマーキング. 短ければいいのか?

 ITナイフを用いる先生はマーキングで針状メスを使う必要があります.以前はAPCがリユースだったのでAPCでマーキングしてましたが,APCがディスポになったため針状メスでマーキングしなくてはならなくなりました.

 シャープなマークを打つためには,凝固モード・凝固時間・デバイスの押し付け具合などで簡単に変わってきます.低出力であっても長く凝固したり,デバイスを押し付ければ先行するし,高出力であってもソフトタッチで凝固時間が短ければ問題ありません.

 基本的にマーキングはソフトタッチで短時間で行います(当たり前か).

 今回は針状メスの長さのお話です.

 マーキングのためにflushナイフやdualナイフを出せる施設は対象外です…

針状メスとは

 針状メスは全部ナイフを出せば3mmの針長があります.そのまままっすぐ胃壁にさせば簡単に先行させることができます.そのため,マーキングの際には針長を短くして使う必要がでてきます.針長の調節は視野角を意識して,短くデバイスを出した状態で調整します.アングル操作で長さが変わるので時々確認しましょう.凝固のカスがついた際には針の出し入れで除去しますが,局注針に匹敵する鋭利さなので,絶対に鉗子口の中で出し入れをしてはいけません.

垂直方向へのマーキング

 一番シビアな状況です.本来はまっすぐアプローチしないようなファイバーポジションをとる必要がありますが,どうしても垂直気味に打たざるを得ないことがあります.

まっすぐ押す際には,わずかに針が出ているだけで十分マーキングができます. 針長に十分注意して,ソフトタッチでマーキングしましょう.

 局注後にマーキングすることも考えますが,基本しません…

斜め方向でのアプローチ

 これが一般的な方向になります。ただ斜めからのアプローチの際には針長が短ければよいというわけではないです.

 針長が短い場合は先端とアームの部分の粘膜までの距離が近く,抑え気味にするとアームの部分からも電流が流れて広いマーク,すなわちぼんやりしたマークになることがあります.そのため,そのような状況下では,針長を長くとって,先端をソフトタッチした状態でマーキングするほうがシャープなマークとなることがあります.

 状況に応じて使い分けるようにしましょう.

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