視野角の理解と意識

内視鏡

 直視鏡に限った話ではないですが,内視鏡のスペックに「視野角」というものがあります.

 直視鏡では140度が一般的です.この黄色い視野角範囲内の物しか画面には見えません.そのため処置具をちょっと出した状態では,画面で確認することができません.十二指腸鏡では鉗子起上を寝かしているとデバイスが視野角外へどんどん出ていきます.

 局注針がうまく刺さらないが,本当に針が出ているのか?マーキングを針状メスで行う際に長さを短くしたい.このようにESDでは処置具からニードルがどれだけ出ているか確認することがあると思いますが,視野角を理解していないときちんと確認できません.

 針状メスを例に説明します.

1.通常の長さで針を出している状態

2.針を短した状態.

3.針は通常の長さだが,シースを出した場合.本来出している針の部分のうちシースの陰になる部分が増えるため内視鏡上では針が少ししか出ていないように見える

 そのため針の突出長を正確に評価するにはシースをできるだけ短くして,針の長さの確認・調節をしましょう.

 ITナイフでESDを行う際にマーキングを針状メスで行わなくてはならないですが,(3)の状態なのに,針の部分が短いと勘違いすると,まっすぐ気味にマーキングする際には穿孔の可能性がでてきます.

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