助手の経験を積む

内視鏡

 いきなり処置のスコピストになれるか?

 なれるわけありません.まずは助手として経験を積む必要があります.動画を見ることも非常に大事です.個人で経験できる症例数は限られています.ハイボリュームセンターでない人はなおさらです.しかし,助手として経験する処置は「リアル」です.処置のペース配分や術者との何気ない会話,おとなしくならない患者,デバイストラブル,すべてが将来の役に立つことでしょう.

 助手を単なる「雑用」としてとらえているものに上達はないです.

 助手の枠が空いていたら積極的に取りに行きましょう.まずは「助手力」を上げることが先決です.

準備をしましょう

術者によって使用デバイスやESDなら生食にまぜるインジゴの濃度の好みも異なります.

術者がなぜそのデバイスを選んでいるか考えてみましょう.

 自分が術者になった最初のころは指導医や有名な先生のまねでデバイスを選んだり,高周波の設定を決めることになりますが,少しずつ自分の型を見つけていってください.

次に使うデバイスを予想しよう

 手順として決まっているデバイスは当然覚えておかないといけません.ESDで(ITナイフの場合)マーキング→局注→プレカットまでは決まっています.もしプレカットで出血したらITナイフで止血するか止血鉗子で止血するかという選択が出てきます.そうでなければ,プレカットの後に全周切開を開始するか,もう一度局注を行うか.これもその時の局注の状況や術者の好みで変わってきます.

 ERCPでも同じように採石する時なんか使用デバイスに個性がでます.

 それらを把握して,準備をします.ただ,先走ってもいけません.滅菌している袋を開けてから「それ違う」と言われたら大変です.

片付けをしよう

 術者は終わったらさっさと出ていくかもしれませんが,助手は簡単に片付けをしましょう.処置の後半になると使用デバイスが限られてきます.絶対使用しないようなデバイスは処置の最中に片づけていきましょう.本当に捨てるのか,袋に入れてよけておくのかも考えましょう.

 手技の流れが分かっていればできるはずです.

術者といっしょに標本貼り付け

 切除が終われば術者はほっとしているはずです.ESDの場合は標本をいっしょに貼り付けましょう.術者はリラックスしているので,いろいろ話をしてくれるでしょう.処置中の疑問点があればその時に確認しましょう.

おまけ:データ入力

 所見は術者が入力するでしょうが,各施設でデータベースへの入力が必要な場合は可能な場所を入力しておきましょう.

 お前が楽したいだけではないか・・・という意見もありますが疲れているときは助かりますし,だれがやってくれたかは覚えているものです.

 別にレジデントの先生を差別する気はないのですが,やっぱり熱心な人には熱心に教えようとします.そこそこの人にはそこそこの指導となってしまいます.

 人間だもの 

みつお

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